四季がはっきりしている日本では、ジメジメした夏と乾燥する冬といった極端な季節が繰り返され、日本の住宅は厳しい外気温の変化にさらされます。
よって、暮らしやすい住まいを実現するためには断熱性能等級がいかに重要なことなのかをご存じの方も多いかと思います。
ただ、これから家を建てるのにどの程度の断熱性能等級を検討したら良いか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、断熱等級と断熱等級が高い家づくりのメリットを解説します。
断熱等級とは
正式には、断熱性能等級のことを指し、住宅の品質確保の促進等に関する法律で規定された住宅の省エネ性能を示すための基準です。
断熱性が優れていると外気温度が家屋に影響しにくくなるため、夏は涼しくて冬は暖かいという室内環境を実現できます。
室内の温度差がないことは、温度変化によるヒートショック現象も発生しづらく、お年寄りにとっても安心・安全な家づくりができます。
つまり、快適と健康の両方を手に入れられる点で家づくりの重要な指標の一つとなるのが、この断熱性です。
今までに何回か改訂されており、2022年段階では5つのランク付けが行われていましたが、同じく2022年10月から、新しくに等級6、7ができました。
簡単に説明すると、等級1や等級2は住宅内に隙間が多く、暑さや寒さの影響をダイレクトに受けやすい住宅で、等級4は長期優良住宅の認定基準となっています。
断熱性能等級が上がると、室内の温度と、室外の温度の熱の出入りが少なくなり、外気の影響を受けにくくなるためエアコンを無駄なく効率的に使えることになります。
夏は設定温度が高めでも涼しく過ごせ、同様に冬は設定温度を低めにしていても暖かく過ごせます。
上の等級になると、断熱しない場合と比べて省エネになり、年間では数万円の冷暖房費をコストカットできます。
断熱等級が高い家づくりのメリットとは
⒈1年中快適な環境を実現できる
断熱性が高い家は、外気の温度が家の内部に伝わりにくく、夏は涼しく、冬は暖かい空間づくりが可能です。
部屋の中の温度を外に逃がさないのもメリットと言えます。
年間を通して、心地よい温度環境で生活できるでしょう。
2.補助金申請で有利になる
断熱性能の高い住宅には、行政からの補助金が下りるというメリットもあります。
補助金の適用を受けるには、対象や工事内容などを確認して各自治体へ申請することになりますが、自治体によって制度の有無や要件は異なるため、HPで概要や申請のタイミングなどを確認しておきましょう。
まとめ
今回は断熱等級と断熱等級が高い家のメリットを解説しました。
これからマイホームの建築を検討されている方は、断熱性能等級についてよく検討することをおすすめします。
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