吹き抜けのある家でも地震に耐えられる?吹き抜けと耐震性の関わりを解説します!

吹き抜けは、住宅に開放感をもたらし家の雰囲気を一気に明るくしてくれるため、家づくりの際に吹き抜けをご希望される方は多くいらっしゃいます。

しかし、その分耐震性の低下の危険性が高く、正しい知識が必要です。
今回は、地震に強い家の特徴と吹き抜けが持つ耐震性の注意点をご紹介します。

地震に強い吹き抜けのある家にするポイントとは

・吹き抜けは8畳まで

リビングに吹き抜けがあると、開放感があり魅力的ですが、大きすぎると耐震性を損なってしまいます。
一概に規定はできませんが、一般的には6~8畳におさめると良いでしょう。
さらに、吹き抜け周囲の3方、少なくとも2方には平面的に剛床と呼ばれる厚手の床で囲まれている必要があります。

・コーナー窓は作らない

そもそも、家の隅には昔から通し柱が配置されることが多く、家の構造的に重要な役割を持っています。
そのため、通し柱とその隣の柱は耐力壁で繋いでおくことが重要です。
コーナー窓を設置するとそのように繋いでおくことができないため、耐震性が重視され始めてきた近年ではあまり使用されなくなりました。

・バランスの良い耐力壁の配置

柱は上からの重さを支えるのに重要ですが、横からの力には耐力壁の存在が重要です。

しかし、多ければ良いというものでもなく、バランスよく配置することが耐震性能アップにつながります。
ほぼ均等に設置されることが理想です。
当社では、お客様と相談しながら安心安全の設計を行っておりますのでご心配なさらずお任せください。

耐震等級3で吹き抜けができないのはなぜ?

吹き抜けを作ることができるかどうかの判断は、構造計算によって最終決定することが重要となります。
吹き抜けの設計は大きく分けて間取りの端から端まで突き抜けている場合と、吹き抜けの後ろにスペースがある場合と2種類です。

後ろにスペースがある場合は、そこが吹き抜けを支える部分となるので計算で面積を求めることで吹き抜けを作れます。

しかし、突き抜けている場合、そのような支える部分がなく「火打ち梁」で吹き抜けを強化してもその本数が足りず耐震性に欠ける場合があります。

まとめ

今回は、地震に強い家のポイントと吹き抜けと耐震強化の両立が難しい理由をご紹介しました。
吹き抜けは耐震性が弱くなるとお考えの方も多いと思いますが、きちんと設計すれば安心して住み続けられる住宅を作ることができます。
当社では、お客様のご希望に沿った家づくりをいたします。
お気軽にご連絡ください。

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