家づくりでどの部分にお金を掛ければ良いのか分からない」「既に家を建てた人は家づくりでどこを重視したのかな」このようにお考えの方は多いでしょう。今回は、家づくりで重要視すべきことをご紹介します。注文住宅をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
家づくりではどこを重要視するべき?
はじめに、既に家を建てた人がどのような点を重要視して家づくりを行ったのか、国土交通省が取ったアンケート調査をもとにご紹介します。このアンケートによると、最も重要視されていたのが高気密高断熱、次に火災・地震・水害などへの安全性、3番目がデザイン性です。アンケート結果なのであくまで目安になりますが、多くの方が上記3点を重視していることを家づくりの参考にしてみてください。
高気密高断熱のメリットをご紹介!
続いて、上記でご紹介したアンケートで最も重要視されていた高気密高断熱についてメリットをご紹介します。
メリットは大きく3つあります。
快適な室温で過ごせる
1つ目は温度環境の快適性です。こちらをまず思い浮かべる方が多いでしょう。高気密高断熱住宅は、家の保温能力が高く部屋ごとの温度差をなくせます。また、寒い冬場の廊下や脱衣室でも凍えずに済みます。快適な温度環境は体へのストレスを軽減しますので、ヒートショック等も減らせます。国土交通省の調査によると、室温が18度以下の住宅に住む人は、18度以上の住宅に住む人に比べて以下の傾向があるそうです。
- 総コレステロール:2.6倍
- 心電図異常所見あり:1.9倍
- ヒートショックリスク:約1.8倍
このように高気密高断熱住宅であれば、上記のようなリスクを減らせるため、医療費の負担も軽減できます。
光熱費が安くなる
高気密高断熱住宅は保温性に優れているため、最小限のエネルギーで部屋の温度を一定に保てます。 そのため、高気密高断熱が導入された家では冷暖房効率が高くなります。 「快適・安心なすまい なるほど省エネ住宅」によると、年間の光熱費削減効果は東京でおおよそ以下のとおりです。
- 普通の住宅と一般的な省エネ住宅の差は61,008円
- 一般的な省エネ住宅と高度な省エネ住宅(ZEH基準相当)の差は62,955円
家が長持ちする
気密性や断熱性が低い住宅では、冷暖房を使用した際に壁がしっとり濡れることがあります。これは、室内と壁の中の温度差が大きくなったことで、結露が生じて起こるためです。このような状態を放置すると、壁の中がカビだらけになり木材は腐食します。しかし、高気密高断熱住宅であれば、壁内に結露が生じにくく家を長持ちさせられます。カビの繁殖も抑えやすいので、それに起因する喘息やアレルギーのリスクも下げられます。
まとめ
本記事では、家づくりで重要視すべきことをご紹介しました。本稿を参考にしていただければ幸いです。
注文住宅に関するご相談やご依頼は、百武建設までお気軽にお問い合わせください。